KGS社員インタビュー
仕入物流室 近藤社員 2012年入社 (国際コミュニケーション学部 表現文化学科 出身)
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海外12社の仕入品の在庫管理や納期調整、輸入業務を担当しています。世界情勢が大きく関わる仕事のため、常にアンテナを張りながら生活をするよう心掛けています。
また、日々業務に取り組む中で、改善活動を実施しています。業務改善だけでなく、コスト面でも見直しが必要なら価格交渉や改善策を考え関係部署に相談するなど、積極的に動いています。
部署を越えての改善提案にチャレンジ!
ある担当業務で、当社工場で使用中の材料の輸入経費が高く、輸入赤字となっていることに気が付きました。
改善策を検討し、関係部署へ協力を依頼。仕入先へはコストダウンの交渉、航空便の会社に対しては費用を下げてもらえるよう交渉。また在庫数調整のために毎月輸入していましたが、まとめ購入をしても問題ないと考え、2ヵ月に一度へ便数の削減を工場に提案しました。
他部署を巻き込んでの改善活動は初めてで、他部署への依頼方法や実際の進行方法も分かりませんでした。上司に改善したい内容を説明し、アドバイスや支援、をいただきながら、発表のプレゼン資料もしっかりと作りこみ、準備に時間をかけました。1年ほど前から改善したいと考えていたので、絶対に実行して改善に繋げたいという、強い思いを持って臨みました。
現場との乖離
実際に提案してみると、「理想論。失敗する可能性が高く承認困難」との、現場から厳しい意見をもらいました。私は現場で物を見ておらず、作業も行ったことがなく、実際の在庫の保管状況や作業者の立場になって考えることができていなかったのです。また、現場の「今のやり方をできるだけ変えたくない、今がやりやすい」という気持ちも理解できていませんでした。
みんなが納得できるように
そのため、まず現場を知るように心がけました。現場に足を運び、たくさん質問をして、どのような状況なのか理解を深めていきながら、資料に数値や図を入れ分かりやすいように工夫しました。そして納得いただけるよう何度も打ち合わせを実施し、メリットだけでなくデメリットもしっかりと伝えました。私は、関係者が納得した上での改善をしたい気持ちが大きかったのです。
何度も資料を作り直し説明をした結果、「これだけしっかりとやってくれているから協力したい」と言われた時は、とても嬉しかったです。
多くの方の協力に感謝!
改善策実行の結果、大きな経費削減に繋がりました。これは、多くの方の協力があってこそ。感謝の気持ちで一杯です。私だけでは実現できないことも、周りに協力していただく事により、大きな改善に繋がると実感しました。また、自信につながるまで下準備をした結果、うまくいったこの経験を活かし、更なる改善に繋げていきたいです。
挑戦に、背中を押してもらえる会社
改善活動でいつも感じるのは、やりたいことをやらせていただける環境にあるということ。新しいことを始めようとしたとき、成功の可能性が低いと伝えても「経験することが大切」、「いいね、やってみなよ」と、背中を押してもらえます。例え失敗しても、「勉強になったね」と言ってもらえるのは非常にありがたく、「失敗するかもしれないけど、やってみればいいんだ」という気持ちで、様々なことにチャレンジできています。
今後は、「輸入といえば近藤さん」と言われるようになるため、知識を身につけ、色々なことにチャレンジし、経験値をアップさせたいと思います。
「素の自分」を見てくれた北川工業
北川工業に入社したのは、面接の際に、他社よりも素の自分を出して話ができたからです。また、学生時代に学んだ英語を仕事で使いたいという気持ちがありました。北川工業はグローバル展開しており、その機会があるのではと考え入社し、現在役立てられていてうれしいです。
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Message
就職活動は、下準備をしっかりして臨むことが大切だと思います。面接の内容はその時にしか分かりませんが、自分の考えをしっかりまとめておくことにより、軸が出来上がります。軸がしっかりしていれば心の余裕ができ、笑顔や自信にも繋がります。緊張しすぎず、笑顔で、素の自分を出して頑張ってください。